けいしです。
デジタル技術検定2級受けました。
過去問紛失して、勉強時間ゼロでしたが、まあ受かったと思われます。
それはさておき。
シス研は相変わらず、どの部員もコンテスト(など)向けの作品しか
作っていませんが、僕は新たな試みとして、『研究』をしてみています。
もしかしたら、今の僕が一番『システム研究部』の名に近いのかもw
♪
遺伝的世界(GW)。その目的は、世界のシステムを解明させることです。
とりあえず、試作機として、以下のものを作ってみました。
その名も、『GWprotoA』です。通称、プロトA。
1.

まず、この世界:プロトAには、いくつかの個体と、『ミーム』と呼ばれる小さな粒子が存在し、ミームはその世界全体を自由に飛び回っています。
個体は『情報』を持っており、自身の情報は自由に書き換えることができます。
そして、ミームに接触したときに、それに『情報』を持たせることができます。
また逆に、ミームが持っている情報を得ることもできます。
ちなみにその情報は、個体やミームの『色』で確認できます。
この場面では、ほとんどの個体およびミームは、RGB[0,0,0](=黒色)の情報を持っています。
2.

しばらくすると、RGB[255,0,0](=赤色)の情報を持つ個体が増えました。
個体同士が接触すると、強い個体が弱い個体の体力を吸収します。
体力が無くなった個体は消滅します。
また、何もしなくても時間経過で体力は消耗していきますので、周りから体力を吸い取った個体は、長く生きます。
ちなみに、赤い個体は、黒い個体よりも強いです。
よって、自身の情報を赤に書き換えている個体は、周りの黒い個体から体力を吸収し、生き残ります。
結果、赤い個体が多くなります。
3.

更に時間が経つと、赤い個体よりも強い、RGB[255,255,0](=黄色)の個体が増えました。
ある個体の体力が無くなり消滅し、全体の個体数が減ると、生き残っている2つの個体の子供が生まれます。
この子供は、親となる2つの個体の遺伝子を受け継いでいるので、親に近い性質の個体となっています。
ただ、たまに遺伝子コピーのエラーが生じ、少し親と異なった個体(ミュータント)が生まれます。
この個体は大抵周りの環境に適応できないため、すぐに消滅しますが、稀に適応して、驚くべき能力を持つ個体が生まれることがあります。
こうやって生まれた新種は、今まで世界を牛耳っていた個体をどんどん食べ、繁殖していきます。
こうして、弱い個体はどんどん淘汰されて減っていき、強い個体だけがどんどん残っていくわけです。
4.

最終的に、最強種である、RGB[255,255,255](=白色)の情報を持つ個体が繁殖し、この世界は安定しました。
もう、いくら新種が生まれても、この最強種の餌にしかなりません。
……と思いきや。
同じ最強種でも、世界中の餌を食べるために高速で移動する種が出現しました。
この個体は、他の個体が餌にたどり着くより先に餌を食べつくしてしまいます。
こうして、最強種の中でも、戦いが始まったわけでした。。
fin.
♪
とまあ、今回は『個体』を中心に見た解説をしましたが、重要なのは、全体としてどのような動きをしたか、です。
もしも全体として見たとき、人間的な、あるいはそれに近いような動きをしたならば、
それは我々人間の存在の正体を意味し、
世界の仕組みを解明したことに繋がります。
更に、そうなったとき、『人間には感情がある』だとか『人間には意識がある』だとか『我思う、故に我在り』だとかが、
根底から覆されます。
僕の予想では、世界は小さな仕組み(僕は『世界の因子』と呼ぶ)が合わさって出来た現象に過ぎないと思っています。
よって、人間は細胞で出来ているというより、細胞の働きの結果、人間という現象が発生しているというべきだと考えます。
アトリエミュート開発担当、けいしでした。